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Exhibition
●薬史の伝承館
●グルメとクスリの地平線
<実務>
・世界の薬事
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・日本の薬学
Dear Customer
-薬物と毒物-
薬物汚染の問題は、非合法的なルートによる拡散から、米国におけるオピオイドの普及に端を発した医療従事者による合法的な供給過剰に至るまで、多岐に渡って複雑化しています。大麻に関しては、医療用として解禁している国や地域は増加傾向にあり、ハームリダクションを目的として娯楽用が許容されているエリアも健在です。課題解決のためには、薬育によるヘルスリテラシーの育成が急務となります。
日米欧を筆頭とした先進諸国は罪刑法定主義に則っているため、交通・通信の発達に伴うかたちで国境を越えた違法薬物による「いたちごっこ」が繰り返されています。日本においては、2014年より未規制の乱用薬物を危険ドラッグとして呼称を統一することになりました。
歴史的に自由主義を根底としてきた米国では、競争社会が生んだ経済格差に伴う薬物汚染が定着しています。1990年代からは、鎮痛剤としての処方が急増したオピオイド製剤による処方薬依存が、貧困層から富裕層、中高年から若年層へと蔓延を拡大させている原因の一つです。
米国での災禍によって製薬企業や医療従事者の倫理観が世界中で問われています。日本の医療体制においても、流通管理制度に基づいたサプライサイドの監視体制を強化し、コンプライアンスを遵守した上で不正流通を防止する機能を果たしていかなくてはなりません。
THCは、正解を求めるのではなく、適正解を探りながら、課題形成、問題分析、対策立案、利害調整、総合評価からなる課題解決型アプローチに基づいた手法によって、多くの方々の目標を達成するための一助となり、社会に貢献できる存在でありたいと願っております。
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