top of page
Exhibition
●芸史の伝承館
●映画と宗教の地平線
Dear Customer
-心情と行為-
エイズ・結核・マラリアをはじめとした感染症は、古来より人類の生命を脅かし、現在においても衛生環境や栄養状態の乏しい途上国を中心に蔓延しています。その中でも、エイズの原因となるHIV感染症は主に性的な接触により感染するため、心身の多様性への理解と共に、問題解決に取り組んで行かなくてはなりません。
SDGsの目標にも掲げられている世界三大感染症（ATM）の撲滅は、世界的基金を中心として成果を上げており、性的・血液・母子により感染後、10年の潜伏期間を経て発症するエイズにおいては、MSMに対する差別・偏見を排除した上での予防のための啓発活動が特に重要です。
創薬技術の進歩によってHIV治療薬は、1日1回の内服薬でエイズの発症を抑制し、二次感染を予防することが可能となりましたが、患者の高齢化や生涯に渡る服薬が必要なことにより、包括的ケアや高額療養費などの医療資源の問題が発生しています。
1980年代に日本でおきた薬害エイズ事件は、産・官・学の連動により起こったリスクマネジメントの欠如による人災であり、現在、存命している1000人弱の薬害被害を受けた血友病患者に寄り添いながら、調剤・供給・衛生を担う薬局の機能を発揮し、再発防止に貢献していかなければなりません。
THCは、正解を求めるのではなく、適正解を探りながら、課題形成、問題分析、対策立案、利害調整、総合評価からなる課題解決型アプローチに基づいた手法によって、多くの方々の目標を達成するための一助となり、社会に貢献できる存在でありたいと願っております。
bottom of page